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◇青年司法書士会など対策会議を設置 道内の一部の金貨販売店が金貨売買を装った事実上の金融業を行い、高利によるトラブルが起きているとして、札幌青年司法書士会などが対策会議を設置した。多重債務者が利用するケースが多く、同会議は「実態はヤミ金融と変わらない“金貨金融”。利用者は必然的に破綻(はたん)する」として注意を呼びかけている。【水戸健一】 同会議によると、問題の金貨販売店は札幌市内に3店舗ある。「即日即金」「後日払いOK」のうたい文句で客と金貨の売買契約を結び、代金を後払いさせる。利用客は金貨を換金業者に持って行くと、すぐに現金を得られるが、1週間以内に金貨販売店に取引相場の約1・5倍以上の代金を支払わなければならない。消費者金融などの融資の年利は出資法で最大29・2%、利息制限法で同20%とされているが、この場合、年利換算で1000~2000%にも上るという。 40代の男性の場合、09年秋に札幌市の金貨販売店で、オーストリア政府発行のウィーン金貨2枚の取引相場が1万7500円と知らされた上で、「7日後に(約1・8倍の)3万1000円を支払えば、今、代金はいらない」と説明された。消費者金融の借入枠の上限まで借金し、生活費に困窮していた男性はすぐに売買契約書に署名し、現金化した。だが、期日までに代金を支払えず、金貨販売店から延滞金を請求され、別の金貨販売店でさらに売買契約を結ぶよう求められたという。 同会議事務局の初谷修司法書士によると、金貨金融のトラブルは道内特有で、09年秋から約20件の相談が寄せられている。大半が消費者金融などから借金を重ねている多重債務者で、売買契約を結ぶ際、金貨の購入に不要と思われる金融機関からの借り入れ状況や給料日なども申告させられる。 初谷司法書士は「すでに経済的に困窮している人が、日々の資金繰りのために手を出すケースがほとんど。ヤミ金融で破綻するプロセスと酷似している」と指摘する。 同会議は「金銭の代替物として金貨を交付している」とみているが、問題の金貨販売店は「古物商の許可を得ており、合法な金貨売買」と主張しているという。 (2月16日12時0分配信 毎日新聞 Yahoo!ニュース)