「過払い請求が生じているか」また「過払い請求がいくらあるのか」を確認する方法(仕方)についてご説明しましょう。過払い請求は余分に支払った利息(利子)であるため、利息計算を行うことで求めることができます。計算といいましても難しいものではありませんので、肩の力を抜いてトライしてみてください。
利息計算はまず、1年に発生する利息、次に1日に発生する利息、そして1ヶ月にかかる利息(利子)の順番で計算していくとわかりやすくて簡単です。以下にそれぞれの計算式を記します。
<< 利息計算方法 >>
| 順番 |
金利率の上限 |
計算式 |
| 1 |
1年に発生する利息 |
借りたお金(元本)× 年率(20%であれば0.2) |
| 2 |
1日に発生する利息 |
1年に発生する利息(1の計算結果)÷ 365 |
| 3 |
1ヶ月に発生する利息 |
1日に発生する利息(2の計算結果)× 返済期日(1ヶ月であれば28日~31日) |
上記の表で利息(利子)の計算ができます。これだけではわかりづらいと思いますので、100万円借りた場合の利息と過払い請求について例を示しましょう。

100万円借りた場合の利息と過払い請求
消費者金融から100万円を借りたとします。金利は年29.2%の場合どのような計算となるでしょうか。
<< 100万円借りた場合 年率:29.2% >>
| 順番 |
利息が発生する期間 |
計算式 |
| 1 |
1年に発生する利息 |
1,000,000円 × 0.292 = 292,000円 |
| 2 |
1日に発生する利息 |
292,000円 ÷ 365 = 800円 |
| 3 |
1ヶ月に発生する利息 |
800円 × 31 = 24,800円 |
上の表から100万を借りた場合、1ヶ月(31日)後の返済では、利息だけで24,800円もとられることになります。したがって最低でも利息分である 24,800円以上支払わなければ、元本は全く減らない計算となります。仮に40,000円支払ったとします。しかし、実際の返済は15,200円のみと なり、1,000,000円-15,200円で98,4000円の支払いが残ることになります。
次に利息制限法に基づいた金利率である15%で計算してみましょう。
<< 100万円借りた場合 年率:15.0% >>
| 順番 |
利息が発生する期間 |
計算式 |
| 1 |
1年に発生する利息 |
1,000,000円 × 0.15 = 150,000円 |
| 2 |
1日に発生する利息 |
150,000円 ÷ 365 = 411円 |
| 3 |
1ヶ月に発生する利息 |
410円 × 31 = 12,710円 |
利息は年率29.2%の場合と比較して約半分となる12,710円です。40,000円を返済に充てたとすると27,290円を元本に割り当てることができます。元本が減るとそれだけ借金を早く返済できますよね。

過払い請求はおいくら?
このように利息制限法で計算した場合との差額分が過払い分となります。この場合、24,800円-12,710円から12,090円余分に支払っていることとなり、過払いが生じていると言えます。